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淫の館
第17章 木の躾…2週目
建物の端にある階段を曲がると長い廊下があり、左右にホテルのように扉が並んでいる。
突き当たりが2階の広間のようで、扉もなくその向こうにガラス窓があり庭が見えた。
試練の間のように上下左右一面の1枚ガラスではなく腰丈までは壁面で沢山の窓が並んでいるようだ。
キョロキョロしながら進んでいたが、中間辺りで男が消えた。
いや、襖戸を開けて自室に入っていったのだ。
扉も扉の間隔も皆同じで目線の位置に部屋番号が付いていた。
「31号室からが2階、30号室までが3階だ。
これからは自分で部屋まで行けるだろう。
遅くなって迎えに行かせないように。」