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淫の館
第17章 木の躾…2週目

表によれば次の部屋は2号室、またもや馴染みのない部屋番号だった。
セイギさんに教わったように3階に上がる。

誰も居らず自由だったけど、自動ドアが開くかどうかも気にならず階段を上がる。

3階で曲がればやはり長い廊下があり、奥まで部屋が並んでいて、突き当たりは明かり取りの小窓がついていた。

廊下を進むと一つ一つの部屋の間隔が2階より広く感じた。
3階には2階のような大広間がないのに2階と同じ部屋数なので、個室の広さがあるのだとわかる。

階段寄りから左右交互に部屋番号が若くなっていて、奥にいくほど数字が小さくなる。

予想通り一番奥の右手が1号室、左手が2号室だった。

木で出来た引き戸をノックする。

「入れ。」

と、中から声がしたが、ふと立ったまま扉を開けるのは失礼だと思い、正座して扉を開いた。

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