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淫の館
第22章 誇りと咎め

「タエ…こっちに来なさい。」

身支度を整え終えたところで館主様から呼ばれた。

試練の間に出れば、いつもの台が置かれていた。

「そのままここに仰向けになりなさい。」

もう、石畳も曜日の躾も無さそうで、しかも着物を着たまま台に上がるように言われた。

「足を開いて台から落としなさい。」

身幅より少し広い台から足を開いて落として開脚した。

今日は縄で括られることもなかった。

「女たちがそれぞれ自分の誇りとする部分に飾りをつけていただろう。」

「はい。」

「タエにもそこに咎めという飾りをつける。
しばらくは朝げの後そのための時間を取る。
その後は、階段前の日課表の通りに過ごせ。」

「ありがとうございます。」

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