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淫の館
第22章 誇りと咎め
「ここに来て夜を伴にすることを『夜伽』と呼んでいて日課表に書いてあるから、空いている日に名前を書き込めばよい。
特に希望がなければ私から決めることもある。
タエにはまだ自分の部屋がないから、名前がある日は夕げのあとここにくればよい。
部屋があるものは、自分の部屋の時は名前に丸をつける。丸がなければこの部屋ということだ。
逆に男衆を自室に呼ぶ時は、自分の名前の一番下の欄に部屋番号を書く、もしくは書かれる、と言った感じだ。
その日の予定は日課表を見れば全てわかるようになっている。
さて、タエは今日から部屋番号順に巡業だ。」