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淫の館
第22章 誇りと咎め
「やっと女と認められたな。」
考えてみればハジメさんとの業は自室だったから、ここに来たのは初めてだった。
ハジメさんはベッド派で、しかもシーツも何もかもが黒で統一されていた。
手を引かれてベッドに並んで腰掛けるように促され、前回怒らせた時とは全然違う対応に戸惑っていた。
名前があるかどうかの違いか、身の回りの世話を焼かせないせいか…
「新しく来た女を一番に愛せるというのは、やはり役得だな。一番に来たことを良かったと思う瞬間だ。
今からたっぷり愛してやるからな。
タエ、愛してる。」