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第4章 相方の家の愛犬

相方の家へ行くと６年ぐらい飼っている愛犬の黒毛のミニダックスがいるんですが、寝室に一緒に居ると吠えるんです。何で吠えるかと言いますと女主人の悶え声に合わせて吠えると言うかウウウウウーと唸るんです。エッチしてる時にそれやられて、鳴き方が面白過ぎて２人で腹を抱えて笑いました。

恋路を邪魔されるので今は寝室から追い出しますが、この犬が私に凄く懐いていまして、仲間うちが集まってＨ邸の裏庭でバーべキューをした時、余りにも懐いているのでみんな不思議がりまして焦ったことがありました。

「俺は子供の頃から動物に好かれる人間なんだよ」と適当な嘘を言いましたが、元々人懐こい犬なのでそれ以上突っ込まれることもなく、旦那君も笑っておりました。旦那君が遠距離運送に転職してから、家を出たら何せ週５日帰って来ないんです。その間に私が彼の家へ滞在してオヤツをあげたりしてるので犬が懐かない訳がありません。ひょっとして旦那君よりも犬から愛されてるかも知れません。それは彼の嫁においてもまた同じでしょうか。

今年６月から７月にかけまして、旦那君が腰の手術をしましたんです。遠距離を長時間揺られてたせいでしょうか以前から腰が痛くてもうトラックに乗ってられないですよー、辞めたいですーと、４８才のいいオヤジが私に泣き言を言ってきまして。それじゃあと私の勧めで手術と相成りました。１か月半程Ｈ邸は全くの主人不在”空き家”です。私はまた例の如く歯ブラシやら洗面道具に代えパンツ下着抱えてＨ邸に転がり込んだのです。