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第5章 シーン　5

　半分は本当だが半分は嘘だ。大きすぎて痛みを感じるほどの物は役には立たない。けれどそれが受け入れられる大きさならば、少なくとも小さいよりは大きい方が視覚的にも機能的にも大きい方が良い。
「そういえばそうなんだが、風間に入れられた時の方が感じるとかはないのか？」
「風間さんとの時は、大きさよりも大輔さん以外の人、それも大輔さんの親友に抱かれると言う背徳感みたいな、いけない事をしていると言う気持ちの方が強くてその方がより強く快感に繋がってくる気がする。」
「なるほどな。」
　あたしはまた嘘をついている。最初は風間さんに抱かれた後大輔に抱かれると言う異常な状況に興奮して感じた。その後大輔が、風間に抱かれているのを想像しろと言われてその時の事を思いながら大輔に貫かれるとはっきりと快感の質が違う事が分かった。
　二度目に風間さんに抱かれた時の精液をコンドームに取って、大輔があたしを犯しながらあたしの身体にふりかけ、口を開けさせて口腔内にたらたらと流し込まれた時、風間さんに犯された時のことを思い出しあまりの快感に頭が真っ白になっていった。