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寝取られ妻 2
第6章 シーン 6
風間さんとはもう絶交するのだからイメージプレイの対象にするのはどうかと思うし、今日のように途中でプレイのイメージを中断してしまうのはそれとともに興奮も冷めてしまう。
週末には風間さんを呼んで絶交の話をするのだろうが、その後あたしと大輔はどういう夫婦生活を送る事になるのだろう。大輔の考えている事が分からない。多分大輔はM性なのだと思う。そうでなければ妻を他人に抱かせようなどとは考えない。それでいてその妻を失う事を極端に恐れて風間さんとの交友を絶とうとしている。あたしを信頼しているから出来る行為ではあるのだろうけれど、その反面あたしが他人に犯されることによる嫉妬に愉悦を感じている不条理。あたしとのセックスでは間違いなくS性なのに最も興奮するのはM性と言う矛盾。あたしは大輔のために他の男に身を委ね、大輔の親友まで誘惑して不貞の路に、大輔が望んだこととはいえ落ちてしまった。そうやって大事に思っていた大輔とのセックスは色あせてセピア色に変色した写真のように元の姿を映さない一枚の古びた記憶の様になっている。
 こんな事をしていて本当に大輔のためになっているのだろうか。
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