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第2章 シーン　2

　ずばっと言いにくい事を聞いてくる。今朝風間さんにメモを渡された時からそういう質問が大輔から来ると言う事は考えていた。そうして大輔が喜ぶ答えがどうかも分かっていた。
「大輔、怒らない？」
「何を？」
「だから、怒らないって言って。」
「分かった、怒らないよ。」
「あたしね、風間さんとまたしてみたい。」
　大輔は次の言葉の前に少し考えていた。
「それは風間が好きになったと言う事か？」
「うーん、ちょっと違う。」
「好きになったからまた抱かれたいと言う事ではないのか？」
「単純にセックスしてみたい。」
「そんなに良かったのか？」
「大輔さんも凄く良いのだけれど、風間さんのはまた違う良さがあるの。食事でいえばフランス料理も食べたいし、和食も食べたいと思うでしょ。そんな感じよ。」