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你 好 吗 ?
第1章 一起唱歌吧!
それから約30分位して宴会はお開きになった。

商社員の二人は酔ってはいるが、言動はしっかりしている。

総経理と輸出部長と張さん、それにおじさん達の6人はレストランを出てエレベーターで1階に降りると、一番奥のカラオケルームに向かった。

カラオケルームの入り口には受付の女の子が1名立っていた。

総経理が話し掛けると女の子は内線電話をする。

カラオケルームのドアが開き、ママらしき中年の女性が総経理とハグする。

どうやら馴染みらしい…おそらく接待でも利用してそうな感じがする。

ドアを開けると中央に通路が有り、左右にそれぞれ4つの部屋があった。

ママさんがおじさん達を一番奥の部屋に招き入れると、そこは30畳位の大部屋だった。

中央に大きなガラスのテーブルが二つ、そのテーブルをコの字にソファーが囲んである。

正面には大型の液晶テレビが壁に掲げられ、その前にステージがあった。

総経理はおじさんを中央のソファーに案内し、各自は間に一人座れるスペースを開けて座った。

液晶テレビは、デモ用の中国歌謡のDVDが再生されている。

ウエイトレス二人が入って来て、個々にグラスと灰皿とフルーツの盛合せをテーブルに置いていった。

しばらくすると、ママさんが女の子を引き連れてやってきた。

1人2人3人4人…16人。

総勢16人の女の子がこの部屋に入った。

全員私服だったが、極端に派手な子は居なく、素朴で素人の様な感じがする。

体型もスラッとして、可愛い子が揃っていた。

総経理がおじさんに向かって何か話し掛けた。

「まず、東条さんから選んで下さい。」

おじさんは緊張した。人前で女の子を選んだことがない。

おじさんはゆっくり左から順番に見詰めていく。

照明が暗いので、どの子も可愛いく見えてきた。

女の子の表情は様々、おじさんを見つめる子や上の空の子、下を向く子…

おじさんは左から5番目の女の子と目が合った。

可愛い顔つきで、胸もそこそこあり、短パンから出た両脚が色っぽい。年は18~20歳位か?

一見女子大生風の感じがする。

「じゃあ.私は左から5番目の子で。」

張さんがママさんに伝えると、ママさんがその子に合図した。

おじさんが指名した子はゆっくりと歩いて来て、おじさんの横に座った。

そしておじさんに向かって笑みを浮かべ

「你 好 吗?」
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