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遠い日の約束。
第9章 幸せな日々の中で

「今日はどこかで飲んで来られたの?」
「はい…私たちの部長につきあってることの報告を…」
ちらりと俊樹の顔を伺いながら告げる。
「あの部長さんね…とても良い方ね。」
「知ってるんですか?」
「何度か、春馬さんと一緒にこられたことあるのよ。とても人を見てらっしゃる方よね。」
自分の上司の事を褒めてもらってうれしかった。
「はい。いつも気にかけてもらって、すごく頼りになる上司です」
ついつい力説してしまう私を、俊樹は笑っていた。
肘でつつくと、ごめんごめんと謝りながらまだ笑い続ける。
「相変わらず仲がいいですね。ロブ・ロイとワインクーラーです」
翔さんが私たちの前にカクテルを置き絹子さんに寄り添う。
「翔さんたちには負けますよ」
俊樹が、ふたりの寄り添う姿を優しい表情でみつめながら告げると、ふたりは当然と言った表情で見つめ合って笑った。
「羨ましいです」
ぼそっと本音がこぼれた。
その言葉はしっかりと三人の耳に届き、視線を集める。
その視線で、今の想いが口に出てしまったことに気がついて恥ずかしくなる。
「私たちからしたらふたりの方が羨ましいですよ。つきあいだした頃が一番幸せじゃないですか?まぁ…今も幸せですけどね」
翔さんが絹子さんの髪の毛にキスをして他のお客さんのところに消えていった。
「はい…私たちの部長につきあってることの報告を…」
ちらりと俊樹の顔を伺いながら告げる。
「あの部長さんね…とても良い方ね。」
「知ってるんですか?」
「何度か、春馬さんと一緒にこられたことあるのよ。とても人を見てらっしゃる方よね。」
自分の上司の事を褒めてもらってうれしかった。
「はい。いつも気にかけてもらって、すごく頼りになる上司です」
ついつい力説してしまう私を、俊樹は笑っていた。
肘でつつくと、ごめんごめんと謝りながらまだ笑い続ける。
「相変わらず仲がいいですね。ロブ・ロイとワインクーラーです」
翔さんが私たちの前にカクテルを置き絹子さんに寄り添う。
「翔さんたちには負けますよ」
俊樹が、ふたりの寄り添う姿を優しい表情でみつめながら告げると、ふたりは当然と言った表情で見つめ合って笑った。
「羨ましいです」
ぼそっと本音がこぼれた。
その言葉はしっかりと三人の耳に届き、視線を集める。
その視線で、今の想いが口に出てしまったことに気がついて恥ずかしくなる。
「私たちからしたらふたりの方が羨ましいですよ。つきあいだした頃が一番幸せじゃないですか?まぁ…今も幸せですけどね」
翔さんが絹子さんの髪の毛にキスをして他のお客さんのところに消えていった。

