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遠い日の約束。
第22章 自責の念

―――――おぎゃーおぎゃーおぎゃー

生まれたばかりの赤ちゃんの声が響き渡っていた。
難産により母子共に危険ではあったが、藤世は無事に子供を産み、宝賀は父親になった。
小さな小さな命。
消えるモノもあれば産まれるモノもある。
その小さな命を腕の中に抱きしめながら、宝賀はある事を決心していた。
これから小さな命と藤世を守るために自分がするべきこと。
逃げているばかりだと悟った宝賀は、美弥と葉月が最後に生活していた寺に足を向けた。

「これはこれは…若き当主ではないか…いったいどうなされた?」

突然に顔を出した宝賀に和尚はにこやかに声をかけた。
しかし、浮かない顔を見て、御仏の前に宝賀を座らせ、和尚はその後ろに座った。

「何か…聞いて欲しいことがあるのであれば御仏に聞いてもらうといい…終わったら呼びなさい」

「まってください…」

その場から去ろうとした和尚に声をかけ、御仏ではなく和尚に膝を向けた。
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