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やめて、やめないで(5DOLL三部作目)
第19章 幸せって?
[ん?あぁ…昔買った事ある女の子だよ。まだやってるの?]
悪びれず、まるで普通の事のように言う。
隣の男がトオルと呼んでた男。
[金か?]
深い目をした男が言った…私に向かって?それともトオルって男に?
トオルという男は黙ってる…その質問は私に向かっての問いなのだ。
[お金の為…]
私は答えた…答える必要などないのに…なぜか答えなきゃならないような気がした。
[お金がないと困るから?…それとも、お金があった方がいいから?]
深い目が私を見つめる…心を見透かそうとしてるのか?
私を探ってるように思えてならなかった。
私は答えた…[両方…]
分からない…そんな答えは通用しない気がした。
[いくら貯まった?]
彼は…いくら必要?…とは聞かなかった。
見透かされてる気が強くなる。
[220万と…遺産で570万…]
素直に答えた。
浅黒い方が口笛を吹いた。
それで私の金縛りは溶けた。
いつの間にか自分を見失ってた。
私の質問…[なんでそんな事を聞くんですか?]
深い目をした方に突っかかった。
深い目をした男は唇の端を伸ばした…小さく笑った。
悪びれず、まるで普通の事のように言う。
隣の男がトオルと呼んでた男。
[金か?]
深い目をした男が言った…私に向かって?それともトオルって男に?
トオルという男は黙ってる…その質問は私に向かっての問いなのだ。
[お金の為…]
私は答えた…答える必要などないのに…なぜか答えなきゃならないような気がした。
[お金がないと困るから?…それとも、お金があった方がいいから?]
深い目が私を見つめる…心を見透かそうとしてるのか?
私を探ってるように思えてならなかった。
私は答えた…[両方…]
分からない…そんな答えは通用しない気がした。
[いくら貯まった?]
彼は…いくら必要?…とは聞かなかった。
見透かされてる気が強くなる。
[220万と…遺産で570万…]
素直に答えた。
浅黒い方が口笛を吹いた。
それで私の金縛りは溶けた。
いつの間にか自分を見失ってた。
私の質問…[なんでそんな事を聞くんですか?]
深い目をした方に突っかかった。
深い目をした男は唇の端を伸ばした…小さく笑った。