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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第13章 永遠の最果て
「暁…!」
男のくぐもった低い声が暁の鼓膜に響く。
「…して…お願い…このまま…」
…痛くても…傷ついても…構わない…。
それは月城と再び巡り会え、愛し合えた証なのだから…。

「…力を抜いてください…」
月城の手が暁の艶やかな髪を優しく撫で、熱い吐息が暁の鼓膜に吹きこまれる。
「…ん…っ…」
月城は己れの牡を幾度か扱き、先走りの熱い牡液を手に取り、暁の可憐な後孔に塗り込めた。
いやらしい水音が辺りに響き、羞恥の余り唇を噛み締める。
月城のしなやかな長い指が、淫孔の周りを撫でながらゆっくりと侵入を果たす。
「ああっ…!」
久々の男の指の感覚に、暁は息を飲んだ。
「…貴方の…中だ…」
息を弾ませる暁を宥めすかすように、くちづけを与えながら更に奥へと入る。
「…相変わらず…貴方の中は狭くて熱い…」
「…んんっ…い…や…あ…」
「…私の指を締め付けてきますよ…。
物欲しげに…。いやらしい人だ…」
低く笑い、更に指を増やされる。
「…ああっ…急に…増やさ…ないで…」
中を大胆に掻き回され、じわじわと快楽の泉が湧き出すのを感じる。
じれったい快感を堪えきれずに、暁は己れの性器に手を伸ばした。
その手をすかさず月城に抑えられる。
「弄ってはだめですよ。貴方は私だけで達くのです」
冷ややかに囁かれ、涙ぐむ。
「…ひどい…」
「…私がいない間…ここを弄りましたか?」
薄桃色のほっそりとした暁の花茎を握りしめながら尋ねる。
「…しない…」
「では、ここは…?」
月城の指が大胆に中を掻き乱す。
「…や…っ…ああ…んっ…」
暁は腰を揺らめかせる。
「ここは、弄りましたか?」
執拗に尋ねられ、唇を震わせる。
「…した…。だって…」
涙で煌めく瞳で月城を見上げ、訴える。
「…君がいなくて寂しくて…どうしようもなくて…」
…不安と寂しさと闘いながら、それでも淫らな身体は夜毎に火照り…泣きながら自分で慰めた。
けれど、月城が齎らしてくれるような、身体が蕩けるような快楽にはいつも辿り着けなかった。
惨めさだけが残った。

暁の言葉に月城が苦しげに眉を顰め、強く抱きすくめる。
「…申し訳ありません…!暁様…!」
「…だから…して…たくさんして…君を僕に刻みつけて…」
「…暁様…」
狂おしく濃密なくちづけを交わす。
指と指を絡めあい、強く握りしめる。
…もう、誰にも離されないように…。

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