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王様の嫁はバージン美少女
第1章 国の新たな定めは × × ×
――― ゴオオオオオォォォォォォォォォ ...
TVニュース『え~、ただ今の急な嵐について、専門家に詳しく説明して頂きます。それでは、――――』
さっきまで楽しいバラエティ番組を観ていたのに、窓の外の音が激しくなってきたら、急に気象NEWSになってしまった。
「変な嵐ねえ ... 。」
夕飯の支度をしていたお母さんは、心配そうにテレビを観てくる。
「まあ、ただの通り雨だろう。」
お父さんはリビングのカーテンを少し開け、窓の外を見て呟く。
「だといいけど ... 。」
不安を隠しきれない様子でそわそわとしているお母さん。
「きっと、もうすぐさっていくと思うよ!」
私はお母さんを落ち着かせようと、背中を上からゆっくりとさすってあげた。