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王様の嫁はバージン美少女
第1章 国の新たな定めは × × ×
1人っ子である私を、両親は本当に大切に大切に育ててくれた。
女の子だし将来傷など残ったらいけないからと、外に出るときは必ず長袖長ズボンを着せてくれたみたい。
外で撮った写真でスカートを履いたのが1枚もないのは、その為だったのね。
「ごちそうさま~!!とっても美味しかったよ♪」
私が言うと、お母さんは嬉しそうに微笑み、
「まだ残ってるのよ♪」
と、お母さんは歩いていき、冷蔵庫を開けた。
「わ〜~~♪♪♪」
お母さんがゆっくりと取り出したのは、大きなデコレーションされたバースデーケーキ。
お母さんがテーブルまで持ってきてロウソクに火をつけると、お父さんは部屋の電気をそっと消した。
「ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデーディアみうちゃ~〜ん。ハッピバースデートゥーユ~〜」
両親が歌い終えると、お決まりのように、私はロウソクの火を消した。
「「おめでと~〜~〜~♪♪♪」」
2人の拍手と笑顔に、私も嬉しくてニッコリと笑った。