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アクマと私
第2章 小学生編【樹里 side】
あんなヤツをべた褒めする母にイラッとしながらも、下手に反論するとお説教されそうなので「ふーん」と生返事をした。

「そうそう!はい、これ拓磨君からのプレゼント。蕗子さんの手作りですって」

蕗子さんというのは、私をずっと可愛がってくれている隣の家のおばあちゃんで、つまりは拓磨の祖母である。

「わ、可愛い!」

母が差し出したのは布製の花付きシュシュだった。




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