この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
拓磨と相性が良くないのって、こういう日野原君の思い込みの激しいところなのかもしれない。

「拓磨ってさ、暗い場所が苦手なんだよ、知ってる?」

唐突な質問に、私は正直に首を横に振る。

「両親の死後、一時期うちに居た時におれ達兄弟がふざけて拓磨を納戸に閉じ込めたんだ。そのことをすっかり忘れてて、夕飯前にうちの母親が見つけた時、拓磨は汗びっしょりで半分意識を失いかけてた。あとでオヤジに聞かされたんだけど、事故に遭った時、突っ込んできた車から拓磨を守ろうとしてアイツの両親が二人して覆いかぶさったんだって。救出されるまでの間、拓磨は親の胸にしっかり抱かれて視界を塞がれてたとかで、暗い所にいるとその時の記憶が蘇るんだろうって…」

「そんな…」


/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ