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アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
ご両親が交通事故で亡くなってるのは知ってたけど、その場に拓磨も居たなんて…
「もちろん拓磨には謝ったけど、それだけじゃ償えないくらい酷いことをしたと思ってる。だから、おれが拓磨にしてやれることがあるなら何でもしたいんだ」
日野原君の気持ちはわかるけど、
「そういう理由なら、なおさら拓磨は嫌がると思うよ?だって拓磨は同情されるのが一番嫌いだから」
私は自分が拓磨から言われた言葉を鮮明に思い出していた。
『ムカつくんだよ、お前なんかに同情されるの』
『二度とボクのことをカワイソウだなんて思えないくらい、お前を凹ましてやる』
「もちろん拓磨には謝ったけど、それだけじゃ償えないくらい酷いことをしたと思ってる。だから、おれが拓磨にしてやれることがあるなら何でもしたいんだ」
日野原君の気持ちはわかるけど、
「そういう理由なら、なおさら拓磨は嫌がると思うよ?だって拓磨は同情されるのが一番嫌いだから」
私は自分が拓磨から言われた言葉を鮮明に思い出していた。
『ムカつくんだよ、お前なんかに同情されるの』
『二度とボクのことをカワイソウだなんて思えないくらい、お前を凹ましてやる』