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アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
な、なによ、これじゃホントにデートみたいじゃない…


二人で回る遊園地は期待以上に楽しくて、私はもちろん拓磨もずっと笑っていた。
初めて見る無邪気な拓磨の笑顔は、一緒にいる私まで嬉しくさせる。

「あ、ちょっと待って」

遊園地を象徴するモニュメントの前で足を止めた拓磨はスマホを取り出し、
「樹里、笑って!」
いきなり私の肩を抱き寄せてシャッターボタンを押した。




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