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アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
それより何より忌々しいのは、言われなくてもこの待受画像を消したくないと私自身が思っていること、そして『付き合っているフリ』を続けることがそんなに嫌ではなくなっていることだ。

「結構いい時間だな、そろそろ帰ろうか」

「え、もう?」

反射的に口から出た言葉に、拓磨以上に私が驚いた。



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