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アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
「行ってらっしゃい♪」

おじさんが笑顔で手を振った。

「樹里、いつまでおじさんを見てるつもり?」

「別におじさんを見てるわけじゃ…」

視線を上げると、向かい側に座る拓磨が夕焼け色に染まっている。

「ね?おじさんより僕の方がイケメンだろ?」

「バ、バッカじゃない」

ウッカリ見とれてたなんて、口が裂けても言えない。

「とか言いつつ顔が真っ赤だけど?」

「これは夕陽のせいだし!」

「ふーん?」




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