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アクマと私
第6章 中学三年生編2【樹里 side】
「ちょ、なんでこっち来るのよ」

拓磨はおもむろに立ち上がり、私の隣に移動してくる。

「ホントに夕陽で赤いのか確かめようと思ってさ」

「ホ、ホントに決まってるでしょ、あんただっておんなじ顔してるわよ」

静まれ、私の心臓!

「僕と同じ理由で赤いなら、樹里もドキドキしてるってことになるけど」

「は?ドキドキ?あんたが?嘘つきなさいよ!」




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