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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
ナルミちゃんが何を言いたいのか全く分からず、私の頭の中はハテナで埋め尽くされる。

「うーんとね、すごくカンタンに言うと、黒井君は樹里ちゃんが大好きなんだねってこと」

「なんでッ!?」

「誰にでも優しいってことは、逆に誰にも優しくないってことだもん。だから、樹里ちゃんは黒井君の『特別』なんだよ」

「え〜?同じ特別なら自分にだけ優しくしてくれる方がいいなぁ…って、そういう問題じゃないんだってば!」

「じゃあ、どういう問題なの?」





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