パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 高校一年生編【樹里 side】

「拓磨はね、ナルミちゃんが思ってるようなヤツじゃないの！上っ面はイイヒトぶってるけど実は陰険で口は悪いし意地悪ばっかりするんだから。みんな騙されてるんだよ」

私は今まで黙っていた拓磨の本性を、ナルミちゃんにぶちまけてやった。

「…黒井君のそういうとこを樹里ちゃんしか知らないってことは、樹里ちゃんの前でだけは素のままでいるってことじゃない？」

「ん？」

「だから、樹里ちゃんには気を許してるっていうか…本当の自分を知って欲しい、みたいな？うまく言えないけど」