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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
「じ、実はね、この前のデートの帰りに雨に降られちゃって」
ナルミちゃんちより近い彼氏の家で服を乾かし、その場の雰囲気で…ということらしい。
「樹里ちゃんだから話したんだよ?誰にも言わないでね?」
恥ずかしそうな、でも幸せオーラ全開なナルミちゃんはいつにもまして可愛かった。
「いいなぁ」
無意識に呟く私を、
「なに言ってるの、樹里ちゃんてば!樹里ちゃん達はとっくに…なんでしょ?」
ナルミちゃんはムフフと笑いながら肘で突っつく。