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アクマと私
第2章 小学生編【樹里 side】
「律儀ねぇ」
「いえ、そんな。じゃあ、いってきます」
「いってらっしゃい。って、ちょっと樹里、いつまでグズグズしてるの?あなたも拓磨君と一緒に行きなさいよ」
「通学路に不馴れだった転校直後でもあるまいし、なんでアイツと仲良く登校しなくちゃなんないのよ!」
靴のヒモを結ぶフリを止めた私は勢いよく立ち上がり、母に噛みついた。
「やぁね、一人前に照れちゃって〜」
「照れてないッ!」
母はニヤニヤしながら、
「いってらっしゃーい♪」
ランドセルをグイグイ押して私を玄関から追い出した。
「いえ、そんな。じゃあ、いってきます」
「いってらっしゃい。って、ちょっと樹里、いつまでグズグズしてるの?あなたも拓磨君と一緒に行きなさいよ」
「通学路に不馴れだった転校直後でもあるまいし、なんでアイツと仲良く登校しなくちゃなんないのよ!」
靴のヒモを結ぶフリを止めた私は勢いよく立ち上がり、母に噛みついた。
「やぁね、一人前に照れちゃって〜」
「照れてないッ!」
母はニヤニヤしながら、
「いってらっしゃーい♪」
ランドセルをグイグイ押して私を玄関から追い出した。