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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
隣の家からフラリと拓磨が出てきて、
「どうしたの、杏樹」
杏樹と目線を合わせるようにしゃがんだ。

すると杏樹は、
「ふぐ…ッ」
私の背中に顔を押し付けゴシゴシ擦った。

「ちょっと杏樹!私の服でハナミズ拭かないでよ!」

「樹里ちゃんがね、ケーキ食べに連れてってくれないの」

「だから、友達と行くんだってば!」

拓磨は私を非難がましい目でチラッと見てから、
「杏樹、メロン好きだったよね?」
杏樹の頭を優しく撫でる。



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