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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
そんな雑談をしているうちに開場時間になり、私達の関心は全てケーキに向かった───…

「はあ〜♪」

お皿いっぱいのケーキを前に、私は幸せを噛み締める。

カシャッ

「ちょっと、なに撮ってるのよ日野原君!?」

「いや、なんか凄く可愛い顔してたから拓磨に見せようかと」

止める間もなく、日野原君はスマホを操作してしまう。

「日野原君、拓磨のアドレス知ってたっけ?」

拓磨の性格からして、日野原君には教えなさそうなんだけどな。

「合格発表で樹里ちゃんがいなくなってから聞いたんだ。嫌なら樹里ちゃんから聞くって言ったら、渋い顔しながら教えてくれたよ」




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