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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
「なになに?元気君、樹里っちの彼氏と知り合いなの?」

「うん、従兄弟なんだ」

私にとってはカナエちゃんが今日会ったばかりの日野原君を下の名前で呼んだことの方が驚きだ。

「元気君、樹里っちだけじゃなくて私も撮ってよ〜」

…カナエちゃんの視線が怖い。ここまで露骨だと、鈍い私でも彼女が日野原君に狙いを定めたということが分かった。

「私、ちょっとトイレに行ってくるね」




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