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アクマと私
第2章 小学生編【樹里 side】
「昨日、ボクのこと可哀想とか何とか言ってただろ?ムカつくんだよ、お前なんかに同情されるの」

「そんなことくらいで!?てゆうか、それはママに言われたからで…」

「うるさい!二度とボクのことをカワイソウだなんて思えないくらい、お前をヘコましてやるって決めたんだ。覚悟しとけよ」

憎々しげに私を睨み付けてから、拓磨は一人で走って行ってしまった。

「な、なによ。ただの八つ当たりじゃない!?」


この時の私はただ呆れ返り、やれるもんならやってみろくらいな気持ちでいた。



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