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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
いつもいいように からかわれる仕返しに言ってみただけだけど、
『ふッ』
あからさまに人をバカにした鼻息が聞こえ、一瞬で頭に血がのぼる。

「もう拓磨には付き合いきれない!彼女のフリなんか止めて、日野原君と付き合っちゃうからね」

『はあ?正気?』

「正気に決まってるでしょ!じゃあ、私、デートの最中なんで!」

私は無駄に力強く通話を切った。




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