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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
「あ、もしかして彼氏から?」
食べることに没頭したいのに、カナエちゃんはわざとらしく『彼氏』を強調して絡んでくる。
「ああ、うん」
「ラブラブなんだね、羨ましいなぁ」
「そう!そうなんだよ、樹里ちゃんは彼氏とすっごく仲が良いんだよ?」
ナルミちゃんが急にカナエちゃんの話に乗っかって、私に目配せしてきた。
ん?あ、そっか、こっちからガンガン積極的に彼氏とのノロケ話をすれば、私が日野原君に興味がないことをアピールできるってことか。