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アクマと私
第7章 高校一年生編【樹里 side】
でも払った料金は決して安くないし、いくら居心地が悪くても制限時間を残して帰るのは勿体ない。

私達は気合いを入れて『戦場』に戻ることにした。



「樹里ちゃん、ナルミちゃん、お帰り」

「具合悪いなら無理しないで帰った方が良いんじゃない?」

にこやかに迎えてくれる日野原君とは対照的なカナエちゃんを見ないようにして、
「大丈夫だよ、ちょっと電話してて遅くなっただけだから」
私は帰りがけに盛ってきたケーキに集中する。





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