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第7章 高校一年生編【樹里 side】

「つ〜かま〜えた♪」

「へ？」

さっきまでと全然違うトーンで言って、拓磨は私をきつく抱き締める。

「きっちり言質とったからね、もう逃がさないよ？」

「は？え、なに言ってるか分かんないんだけど？」

嫌な予感がして拓磨の腕から逃れようともがくけど、力が緩む気配はない。

「ん？たった今、樹里は自分の意思で他の男を選ぶ権利を放棄して僕のモノになるって宣言したじゃん」