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アクマと私
第8章 エピローグ
二人を連れて校内を歩いていると拓磨を振り返る女子が何人かいて、そんな時にこれ見よがしに彼の腕に引っ付くのは『彼女』である私ではなく杏樹だった。

「杏樹、タッ君よりお姉ちゃんと手を繋がない?」

「イヤ!」

即答する杏樹に、大人げないと自覚しつつもイラッとしてしまう。

「樹里、こっちの手が空いてるよ?」

拓磨が杏樹と繋いでいない方の手をヒラヒラさせた。




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