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アクマと私
第2章 小学生編【樹里 side】
その謎が解けたのは、提出した算数の宿題プリントを先生が返している時だった。

「全問正解だったのは黒井くんだけね」

私はビックリして拓磨を振り返る。

私の答えをそのまま写したのに、どうして?

休み時間に問い詰めると、
「…今まで樹里にやらせた宿題を提出したことなんか一度もないよ」

「?」

「だって、あんな間違いだらけのノート、恥ずかしくて出せるわけないだろ?」


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