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アクマと私
第1章 プロローグ
布団を頭から被ってふてくされていると、
「樹里はバカなんだからさ、余計なコト考えない方がいいよ?」
拓磨の捨て台詞とドアの閉まる音が聞こえた。

「バカはどっちよッ」

私は起き上がり、ドアの向こうに消えた背中に向かって枕を投げつけた───…



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