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アクマと私
第3章 中学一年生編【樹里 side】
それからの数十分は地獄だった。

一問解くたび罵声が浴びせられ、終いには
「樹里、逆に僕が教えて欲しいくらいだよ…どうやったらこんなデタラメな答えが出せるんだい!?」
と頭をグリグリされる。

「わ、私だって頑張ってるもん。拓磨の教えかたが悪…」

「へえ、自分の理解力の無さを僕のせいにするんだ?」

「だって杏樹には優しく教えて、私には怒るばっかりじゃん!」




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