この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アクマと私
第4章 中学三年生編1【樹里 side】
「ヤマダって、この旅行で同じ班になった山田君のこと?狙ってるって…」
「狙ってるっていうのは、ちょっと言い方が悪いかも。なんかね、前に樹里ちゃんのこと良いな〜みたいに言ってたから…でも樹里ちゃんにはやっぱり黒井君がお似合いだもんね」
ナルミちゃんのフォローは半分くらい耳を素通りした。
私のこと『良いな』なんて思ってくれる人もいるんだ?どうしよう、嬉しい!
帰ったら、お土産を届けるついでに拓磨に自慢しようっと。
まだ告白されたわけでもないのに、私は拓磨の驚く顔を想像してニヤニヤしてしまう。
「狙ってるっていうのは、ちょっと言い方が悪いかも。なんかね、前に樹里ちゃんのこと良いな〜みたいに言ってたから…でも樹里ちゃんにはやっぱり黒井君がお似合いだもんね」
ナルミちゃんのフォローは半分くらい耳を素通りした。
私のこと『良いな』なんて思ってくれる人もいるんだ?どうしよう、嬉しい!
帰ったら、お土産を届けるついでに拓磨に自慢しようっと。
まだ告白されたわけでもないのに、私は拓磨の驚く顔を想像してニヤニヤしてしまう。