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アクマと私
第4章 中学三年生編1【樹里 side】
翌朝、私は何となく山田君を意識してしまって、顔をまともに見られなかった。
もっとも山田君はもともと大人しいから、あんまり話したこともないんだけど…
「樹里ちゃん?」
「ん?」
「もー、聞いてなかったでしょ?どっちのジェットコースター乗るかって話」
旅行二日目の今日は、巨大テーマパークで過ごすことになっている。
ジェットコースターは宇宙をイメージした屋内型と、火山をイメージした屋外型の二種類あるのだ。
「どっちも待ち時間が長いから両方は無理だし、いっそ二組に分かれようかって言ってて」
もっとも山田君はもともと大人しいから、あんまり話したこともないんだけど…
「樹里ちゃん?」
「ん?」
「もー、聞いてなかったでしょ?どっちのジェットコースター乗るかって話」
旅行二日目の今日は、巨大テーマパークで過ごすことになっている。
ジェットコースターは宇宙をイメージした屋内型と、火山をイメージした屋外型の二種類あるのだ。
「どっちも待ち時間が長いから両方は無理だし、いっそ二組に分かれようかって言ってて」