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アクマと私
第2章 小学生編【樹里 side】
「とぼけるんじゃないわよ、さっき『どんくさ』ってバカにしたでしょ!てゆうか、あんたが足を引っ掛けたんじゃないの!?」
「樹里!やめなさい」
振り上げた私の手を、母が掴んで止める。
「ごめんなさいね、拓磨君」
女子たちに囲まれた拓磨は、
「い、いえ…ボクがボーッとしてたのが悪いんです。もしかしたら本当にボクの足が当たったのかも」
目に涙を浮かべていた。
「そんなわけないよ!」
「拓磨君は悪くないよ」
私の友達であるはずの彼女たちは、いまや完全に拓磨の味方だ。
「樹里!やめなさい」
振り上げた私の手を、母が掴んで止める。
「ごめんなさいね、拓磨君」
女子たちに囲まれた拓磨は、
「い、いえ…ボクがボーッとしてたのが悪いんです。もしかしたら本当にボクの足が当たったのかも」
目に涙を浮かべていた。
「そんなわけないよ!」
「拓磨君は悪くないよ」
私の友達であるはずの彼女たちは、いまや完全に拓磨の味方だ。