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アクマと私
第2章 小学生編【樹里 side】
小さな声でも男女の区別くらいはつく。

「なんですって!?」

私は迷わず拓磨につかみかかった。

「え?」

拓磨はポカンとした顔をして、されるがままになっている。

「やめなよ樹里ちゃん!」
「どうしたのよ樹里!?」
「拓磨君、大丈夫?」

さっき私にかけられた言葉が今度は拓磨に、私には非難の目が向けられた。




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