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寝取られ妻 3
第2章 シーン 2
 電車は減速をして駅のホームに滑り込んでいく。混雑している人混みが減速する電車の中で大きく揺れる。あたしは股間に導いた大輔の手の甲を股間に挟み込むようにして快感を逃すまいとしていた。
 電車が止まる前にあたしたちは反対側のドアにより、そうして何人かの乗客と共に電車を降りてホームに立った。と、思ったのだが、降りる人ごみに押されてホームに降り立ったのはあたしだけだった。大輔は電車から降りず、そのままドアが閉まり電車は滑るように次の駅を目指して加速を始める。
 そうなんだ、大輔は最後まであたしとは気付かなかったし、電車に乗り合わせた痴女の誘惑にも乗らなかった。ちょっと残念な気持ちと誇らしい気持が混じって複雑な感じだったけれど、何だか安心した。大輔って真面目なんだと思いなおした。
「振られたちゃったね。」
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