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第12章 シーン　12

　こんな快感今まで味わった事がない。大輔に言えない事がまた一つ増えたような気がした。
「浅田さん、奥まで入れて良い？」
　騎乗位の体勢のままそう言うと、返事を聞かずにあたしは腰を左右にグラインドしながらさらに挿入を深くする動きを続けた。最初奥で止まってそれ以上入らなかった場所が、次第に扉が開くように奥への道が繋がった。
「うわ、全部入る。」
　浅田部長が驚くように言うとおり、男根の全てが呑みこまれている。それと同時により強い快感が頭の中を真っ白に書き換えていく。
「ああああ、駄目、駄目、狂っちゃうっ！」
　このまま続くと狂ってしまうかもしれないと思う位気持ち良い。もう止めることなどできなかい。身体を男根に支配されながらあたしは小刻みに腰を振って快感を貪り続けた。