パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 シーン　14

「誕生日おめでとう、ハッピーバースデイ、大輔！」
　あたしの乾杯の声に大輔は笑顔で応え宴が始まった。
「しかし、意外だったなあ。」
　乾杯から暫くは世間話やスポーツの話で座が賑わっていたのだけれど、仕事の話や職場の話になってきたとき浅田部長が里菜の服装についての印象を口にした。
「普段の河井君はダボダボのジーンズとＴシャツで体型が想像できないような野暮ったい服装がほとんどだから、正直ロビーで声を掛けられた時はびっくりした。」
「どうしてですか？」
「映画スターのような美人がディナーショーに出るような服装で現れて、そのスタイル抜群の美女が自分の部下だなんてビックリを通り越してショック死ものだね。」
「それ褒めてます？」
「勿論だとも。」
「部長はこういう服は御嫌いですか？」
「いや、大好きだよ。けれど、その、なんというか目のやり場に困るね。胸元なんかじっと見たら失礼だし。」