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第5章 シーン　5

「でもさ、油断しない事、里菜は相手を信用しやすいから騙されて暴力的に犯されたりする事は避けたい。必ず俺に報告と指示を仰ぐこと。ああいう店に居る男も客としてくる男も、人を平気で騙す奴は必ずいるから。」
「そうね。美奈もそれは心配していた。大丈夫、気を付けるから。」
「里菜が客にサービスすることを考えるとちょっと興奮する。だが、嫌な相手に無理矢理言う事を聞かされ、嫌な思いを里菜がするのは我慢ならないんだ。」
「分かったわ。」
　大輔の許可が出た事で美奈の勤めているキャバクラに勤める事が決まった。浅田部長の件以外にも、大輔を喜ばせる事があると思うし、あたしも楽しむ事が出来るかもしれない。淫らな期待が胸の奥でむくむくと頭をもたげた。あたしってどんどん厭らしい淫婦になっていく気がする。