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奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~
第1章 オークションとご主人様
私は、何とか口にする。
「解った。後ろを向いててやる。上玉だから特別だ」
後ろを向いても、男は入口の前に立っているから逃げられない。窓は鉄格子。
何だか解らないけど、今は男の言うことを聞くしかないと思い、私は制服を脱ぎ始めた。
言うことを聞かなければ、殺されるかもしれない……。
仕方なく脱いだ制服を一度ベッドに置き、投げられた袋を掴もうとした。
「全部脱ぐんだぞ。下着も。全裸に着ろ」
「え?」
戸惑っていても、ここでは誰も助けてくれない。
男の様子を窺いながらブラを外した。下着も脱ぎ、両方を制服の間に挟む。
袋の中から服を取り、私は一瞬固まってしまった。
オーガンジーで出来ている、透明に近い白のワンピース。これでは、体が全部透けて見える。そう思い、恐怖で震える。裾にも、また11番と書かれていた。
「これを、着るの?」
「そうだ」
男が後ろを向いたまま言う。
「嫌なら、裸でもいいんだぞ」
「着ます!」
全裸よりはマシだと思い、それを被るように着て鏡を見た。
ワンピースは膝上。乳房もアソコの毛も、ハッキリと透けて見える。全裸同然。こんな格好で何をさせられるのか、私は不安になっていた。
「着たか?」
男が振り返る。
「キャっ」
腕で乳房とアソコを隠したけど、サングラスで男の視線がどこにあるか解らないのが不気味だ。
「脱いだ服を入れた袋を持て。行くぞ」
私は制服を急いで袋に入れて、それで前を隠した。
「ど、どこに行くんですか?」
「いいから来い!」
「イヤです!」
男は私の言葉なんて全く気にせずに、腕を掴んできた。背中まである髪を乱しながら抵抗しても意味がない。
「イヤっ!」
言ったが、私の力で男に敵うはずもなく、そのまま殺風景な廊下に出された。
部屋とは違って、真っ白な壁に天上。窓はない。リノリウムの床を裸に靴だけで歩くのも、異様な感じだ。
ここで走って逃げても、男に追いつかれしてしまうだろう。
「靴と靴下を脱いで、この部屋に入れ。袋に入れておけ」
言われた通りにするしかない。
別の部屋に入れられた瞬間に驚いたのは、同じ格好をした女の子達が10人程いること。
かなり広く厚手の絨毯もあり綺麗で、もう一つのドアとソファーやテーブル。鏡台やメイク道具などもある。