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 奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~
第14章  ご主人様の外泊


「えー。奈々とぉ、亜里沙さんがですかぁ?」
 その声だけが聞こえ、ご主人様が自分の口に人差し指を当てる。その先は、何を話しているか聞こえない。解るのは、たまに奈々ちゃんが、「はい」や「解りました」と頷いていることだけ。
 私はどうしてか不安だった。
 専用メイドの私以外との、内緒話。奈々ちゃんのご主人様は知っているのだろうか。
 乱交の時でさえ、他のメイドには意識して触らない決まり。そんな決まりの中での行動に、何故か胸が騒ぐ。
 少ししてお辞儀をした奈々ちゃんが個室の方へ戻って行く。
 ご主人様が階段の方へ来たから、私は奥のランドリー室に隠れた。


 翌日は朝食中も、ご主人様に呼び出されない。この1週間殆ど毎回呼び出しがあったから、椅子での待機に違和感がある。それに、明日の昼食は摂らずにご主人様はどこかへ出掛けるそうだ。その間、私は個室での待機となると言われた。
 奈々ちゃんに昨夜の内緒話について訊きたかったけど、2人切りじゃない今は訊きづらい。それに月曜に冗談っぽく言っていた通り、ご主人様は本当に土曜まで何もしないつもりなのだろうか。考えていた時に肩を叩かれて、驚いてしまった。
「え? 何? 奈々ちゃん……」
 奈々ちゃんから、昨夜のことについて話してくれるのかと期待。
「あのねぇ。奈々のご主人様がぁ、美桜さんに頼みがあるそうですぅ」
「私に?」
 昨夜は私のご主人様が奈々ちゃんと話し、今日は次男が私に何の頼みがあるのか見当もつかない。他の専用メイドに手を出さないのが、ここでのルール。
「はい。この後、まずはぁ、美桜さんのご主人様のお部屋に行ってくださいねぇ」
 意味が解らないながら片付けを終え、ご主人様の部屋に行く。
「兄貴からの頼みなんだ。乱交に混ざれなかったから、美桜に見に来て欲しいって」
「えっ?」
「明日のメイドの昼食後、兄貴が奈々とヤるから。部屋で、離れて見てるだけ。美桜には、奈々も絶対触らない約束だから」
 ご主人様の真剣な言葉を聞き、私は頷いた。
「美桜には勉強にもなるけど、適当な所で出てきていいから。僕はオークションに行った後一泊するから、明日と明後日はいないんだ。あっ、そう事だから」
 スマホが鳴りだし、ご主人様が慌てて出る。


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