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 奴隷メイドオークション ~正しいメイドの育て方~
第14章  ご主人様の外泊


 ご主人様にドアを示され、お辞儀をしてから部屋を出るしかなかった。
 そこにいたのは、奈々ちゃんと亜里沙ちゃん。
「美桜さぁーん。こんにちはぁ」
 奈々ちゃんが笑顔で頭を下げる。
「どうしたの? 2人とも……」
 昨夜のご主人様との内緒話で、名前が出た2人。
「美桜さんのぉご主人様に呼ばれててぇ」
「奈々っ」
 亜里沙ちゃんが奈々ちゃんを肘でつつく。
「美桜さん。じゃあ、失礼しますー」
 ドアをノックしてから、亜里沙ちゃんが奈々ちゃんを引っ張って中へ入ってしまう。
 私は廊下に残され、中へ入って行く勇気も無い。後ろ髪を引かれながらも、個室へ戻るしかなかった。


 翌朝の朝食の配膳後も、厨房の椅子で待機。
 梨香さんと亜里沙ちゃんはご主人様に呼ばれて、何か性的サービスをしている。
「ロリータのオークションてぇ、久し振りですねぇ」
 奈々ちゃんが愛さんに言った時、梨香さんが戻って来た。
 ロリータのオークション? ご主人様は今日、それに行くのだろうか。あんなオークションがあちこちで開かれるとは考えられない。
 ご主人様にロリータ嗜好があるとは思えないけど、私の処女には拘っている様子。ロリータなら、殆どが処女だろう。
「美桜? どうしたの?」
 俯いていた私を心配するように、愛さんが声を掛けてくれる。
「いいえ……」
 そう答えて顔を上げると、戻って来た亜里沙ちゃんがティッシュでアソコを拭いていた。
 2人は個室へ戻り、3人で片付けをしてコーヒーを出す。
 また椅子に座っても、考えるのはロリータのオークションのことばかり。
 最初は早く2人目のメイドが来ればいいと思っていたのに。そうかもしれないとなると、焦りも感じていた。
 それもロリータ。私とは、見た目や体つきが全く違う。
 ご主人様は、オークションの後一泊すると言っていた。それなら、買ったロリータと一緒に泊まることになる。中出ししても妊娠しない年齢なら、すぐにセックス出来る可能性もある。
 私はランドリー室の清掃の時も、ずっとその事を考えていた。
 奈々ちゃんと次男のセックスを見に行くのも、ロリータを知る勉強なんだろうか。
 ご主人様は、私のGカップが気に入っているようだったのに。
 30分ほど清掃をしてから、私は個室へ戻った。


 第15章へつづく



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